外壁材として人気のジョリパット
ざらざらした独特の質感でおしゃれな外壁材として知名度が上がってきているジョリパット。
当社でも「ブロック塀をジョリパットに変えたいんですが…」「外壁をジョリパットにできますか?」など多く質問を受けます。しかし、人気のジョリパットでも正しくメンテナンスできなければ綺麗な状態を保つことはできません。
そこで今回は、このジョリパットのメンテナンス方法についてご紹介します!
ジョリパットとは?
ジョリパットは、アイカ工業から販売されている壁面塗料で、塗料に細かな砂が混じっているモルタル外壁用の塗料のことです。
他のメーカーにも似た質感の塗料はあるのですが、アイカ工業のジョリパットが最も主流で、認知度も高いです。
ジョリパットの特徴
ジョリパットには以下のような特徴があります。
- 高級感のある質感
- デザイン性が高い
- 汚れが目立ちやすい
適切なメンテナンスを行うためにはその外壁塗料の特性を知る必要があります。一つずつ見ていきましょう。
①高級感のある質感
ジョリパットには他の外壁材にはない、マットで独特な質感を実現することができます。西洋風の家にももちろんマッチしますが、和風の家にもとても合います。一気に高級感が増すので、新築戸建を新築する際に候補に上がることが増えてきているようです。
②デザイン性が高い
ジョリパットは様々なデザインの外壁を実現することが可能です。シンプルなランダムな横線を描くようなデザインから個性的な波を描くような模様、岩のようなデザインにすることも可能です。色のバリエーションも多くあることも魅力です。
そんな魅力がある一方で、デザインが素敵なものになるかどうかは職人の腕にかかっているという点に注意しないといけません。
当社は、ジョリパット塗装経験の豊富な職人が所属しています。そのため、きっとお客様の希望に沿えるような塗装ができると自負しております。ジョリパットの塗り替えをご希望の際にはぜひ当社の無料相談からお申し込みください!
③汚れが目立ちやすい
アイカ工業のジョリパットの魅力である「デザイン性の高さ」がデメリットとなることもあります。
ジョリパットは凹凸が目立つデザインなので、他の外壁材よりも雨水や汚れが溜まりやすいのです。そのため日頃のメンテナンスが重要となってきます。
おしゃれな見た目を持続させるためには日頃のお手入れと定期的な点検と塗装などのメンテナンスが必須となるので、これからお伝えしていくメンテナンス方法で定期的なお手入れを行いましょう。
正しいメンテナンス方法とは
ジョリパットの正しいメンテナンス方法をご紹介します。
- 表面の汚れは定期的にブラシで洗浄
- 高圧洗浄機は使用しない
- 10年に一度は外壁塗装
- ひび割れを見つけたらすぐに補修工事を
①表面の汚れは定期的にブラシで洗浄
特に雨が降った後はなるべく早く汚れを落とす必要があります。それは、時が経つとともに防水効果が薄れてきて汚れが落ちにくくなっていくからです。
ジョリパットの汚れを少し放置していただけで、通常の洗浄では汚れが落ちなくなってしまいます。汚れが落ちづらくなってきたら、外壁塗装塗り替えを検討しましょう。
②高圧洗浄機は使用しない
外壁の汚れを落とすのに便利な高圧洗浄ですが、ジョリパットへの使用は向きません。水圧で剥がれてしまう可能性があるためです。
「高圧洗浄機の水圧を下げたらいいのでは?」という方もいると思いますが、そうもいきません。どのくらいの水圧で剥がれるか、というのはそのジョリパットの劣化具合によって異なるからです。
ブラシで落ちない場合は塗装が落ちている証拠ですので、塗り替えをしなければ根本的な解決にはなりません。たとえ、高圧洗浄機で一時的に汚れを落とすことができても、すぐにまた頑固な汚れがこびりついてしまいます。なので、下手に高圧洗浄機で汚れを落とそうとせず、塗装をしなおした方がいいのです。
③10年に一度は外壁塗装
「塗装が劣化して汚れが落ちにくくなってきた」という場合にはもちろん塗装の必要がありますが、もしそのようなトラブルがなくても10年に1度は塗り直しをお勧めします。気が付かないうちに劣化していたり、目立たないところで塗装劣化のサインがある可能性があるからです。なので、一つの目安として10年ごとの点検と塗り直しをしましょう。
④ひび割れを見つけたらすぐに補修工事を
ジョリパットは他の塗料と比べてひび割れが起きにくいです。しかし、それでも縦にひび割れてしまうという事象が起きることはあります。
もし、ひび割れが起きてしまった場合は早めに補修工事をすることが大切です。その理由は、雨水は毛細管現象によって狭いところに入り込みやすい性質があるため、雨水が内部を侵食してしまう可能性があるからです。もしヒビ割れを見つけたら早めに補修工事をしましょう。